「統一地方選挙に出ようと思っているが、いつから何を始めればいいのか分からない」
初めての方から、いちばん多くいただくご相談です。
先に結論を言うと、日程の発表を待っていては遅いということになります。この記事では、逆算のスケジュールと、かかる費用の目安をまとめます。
統一地方選挙とは
全国の都道府県・市区町村で任期満了を迎える首長・議会議員の選挙を、できるだけ日程を合わせて同時期に実施する仕組みです。4年に一度で、選挙にかかるコストの節約や、有権者の関心を高める狙いがあるとされています。
すべての自治体が対象になるわけではなく、任期満了のタイミングが合う自治体が中心です。
前回(2023年4月・第20回)は、道府県知事・道府県議会議員・政令指定都市の市長と市議会議員の選挙が4月上旬(前半戦)、政令指定都市を除く市区町村の首長・議会議員の選挙が4月下旬(後半戦)に分かれて実施されました。
2027年の日程は、まだ決まっていません
次回(第21回)は2027年4月の実施が見込まれ、全国で650以上の自治体の選挙が対象になると見られています。前回と同様、前半戦と後半戦に分かれる見通しです。
ただし、統一地方選挙の日程は、毎回そのつど「特例法」を作って決めています。 自動的に日付が決まる仕組みではないため、具体的な投票日はまだ正式に発表されていません。
最新の日程は、総務省や各選挙管理委員会の発表をご確認ください。
「日程が決まってから」では間に合いません
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
日付は未定でも、2027年4月であることは分かっています。 逆算はできます。そして日程が正式に発表されてから動き出すと、全国の候補者が一斉に同じ動きをします。
車両も、看板の印刷も、音響機材も、対応できる件数には限りがあります。同じ週に全国から注文が集中したとき、後から来た人が押し出されるのは避けられません。
逆算スケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1年前〜半年前 | 出馬の意思を固める/後援会・支援者づくり/車両の相談を始める |
| 半年前 | ホームページの公開/SNSの開始/活動報告を貯め始める |
| 3か月前 | 看板のデザイン着手/音響の仕様を決める/予算を固める |
| 2か月前 | 看板データの確定・入稿/車両の契約 |
| 1か月前 | ポスター・ビラの手配/スタッフの体制を固める |
| 2週間前 | 警察への届け出(設備外積載許可など)の準備 |
| 公示日の2日前 | 車両の受け取り・看板の取り付け・音響の確認 |
| 公示日〜投票日前日 | 選挙運動 |
| 投票日の翌日 | 車両の返却 |
| 選挙後 | 公費の申請手続き |
詰まりやすいのは「3か月前」です。 看板のデザインで迷う時間が、想像よりずっと長くかかります。名前をひらがなにするか、写真を入れるか、キャッチコピーを付けるか。ここで1か月使ってしまう方は珍しくありません。
なぜ半年前にホームページなのか
検索で見つけてもらえるようになるまで、時間がかかるからです。
告示日に公開しても、そのときには誰も辿り着けません。それに、活動報告が20本ほど溜まっていないと「動いている感じ」が出ません。 記事は遡って作れません。
何を載せるべきかは政治家のホームページに何を載せるべきかにまとめました。
2027年の統一地方選挙に向けて、選挙カーの事前予約を受け付けています。 台数に限りがありますので、2027年統一地方選挙|選挙カーの事前予約をご覧ください。
費用の目安
えらぶカーの場合で、実額を出します。
| 内容 | 料金(税別) |
|---|---|
| 選挙期間の車両 | 公費+198,000円〜(時期により変動) |
| 政治活動・月額プラン | 70,000円 / 月〜 |
| 看板(デザイン40,000円+4面印刷80,000円) | 120,000円 |
| 看板・音響フルセット(買い切り) | 327,800円〜 |
| 遠方へのお届け | ガソリン代+高速代の実費+10,000円ほど |
看板は公費負担の対象外です。 公費で賄えるのは車両の借入れ・燃料・運転手の雇用で、看板の製作費は自己負担になります。予算を組むときは別枠でお考えください。内訳は選挙カーの看板はいくらかかる?にまとめています。
早く動く理由は、安さではありません
えらぶカーでは、平素から政治活動でご利用いただいている方を優先して車をお回ししています。
| 平時から使っている場合 | 選挙期間だけの場合 | |
|---|---|---|
| 平時 | 月額 70,000円 | — |
| 選挙時 | 198,000円+公費負担分 | 450,000円ほど |
金額だけを並べると、選挙期間だけ借りるほうが安く見えます。 実際そのとおりで、月額70,000円を1年間続ければ840,000円、そこに選挙期間分を足せば、単発の450,000円を大きく超えます。安くなる、という話ではありません。
それでも平時からのご利用をおすすめするのは、理由が2つあるからです。
1つめは、車両を確保できることです。 統一地方選挙は全国で車が足りなくなります。単発のご依頼は、平時からお使いの方にお回しした後の空き次第になります。「安いほうを選んだら、そもそも借りられなかった」ということが起こり得ます。
2つめは、買っているものが違うことです。 450,000円は「その1週間の車両代」です。月額プランは「1年間、街頭で名前を届け続ける費用」です。同じ土俵で比べる数字ではありません。
告示後の1週間だけで名前を覚えてもらうのは、実際にはかなり難しいものです。
ですので、単発が向いているのは、すでに名前が知られている現職の方だと考えています。新人で知名度がないのであれば、直前の1週間に集中させるより、時間をかけたほうが届きます。ご予算とお立場を伺って、どちらがよいかご相談します。
政党の公認を取るかどうかで準備が変わるのか、という点は政党の公認は取るべきかで整理しています。
何を用意するか
車両——選挙カーを借りるか、自家用車に看板と音響を付けるか。自家用車を使う方法は自家用車を選挙カーへをご覧ください。
看板——法定サイズは縦273cm×横73cm以内。枚数の制限はありませんので、前・後ろ・左右の4面に付けられます。
音響——スピーカー、アンプ、マイク。公示日の朝に初めて音を出すのは避けてください。 どこまで声が届くか、実際に走ってみないと分かりません。
書類——設備外積載許可などの警察への届け出、公費負担の申請。詳しくは選挙カーに警察への届け出は必要?にまとめています。
人——運転手、ウグイス嬢、事務所の体制。車両の受け取りは候補者本人でなくても構いません。えらぶカーではウグイス嬢の手配についてもご相談を承っています。 報酬の扱いは選挙の手伝いは無報酬が原則ですにまとめました。
準備物の全体像は選挙活動の準備チェックリストにまとめてあります。
なぜ統一地方選挙は取り合いになるのか
3つの事情が重なります。
候補者数が一時的に急増します。 全国の多数の自治体で同時に選挙が行われるため、選挙カー・看板・音響機材を必要とする人が一斉に増えます。
業者のキャパシティには限りがあります。 レンタル業者も、看板の印刷業者も、対応できる件数は決まっています。需要が集中する時期は、希望する車種や納期での対応が難しくなります。
手続きも混み合います。 設備外積載許可の申請や公費負担の手続きも、同じ時期に集中します。
詳しくは統一地方選挙は選挙カーの争奪戦になる?をご覧ください。
まだ決めていない段階でも、できることがあります
「出馬を正式に決めていないので、まだ動けない」という方が多くいらっしゃいます。
ですが、決める前でもできることはあります。
概算の見積りを取っておく。ホームページを政治活動用として先に立ち上げる。写真をプロに撮ってもらう。この3つは、出馬しなかったとしても無駄になりません。
特に写真は早めをおすすめします。ポスター、看板、ホームページ、SNS。すべてに同じ写真を使い回せます。 直前になると撮影の時間が取れません。
告示前に何をして過ごすのかは市議選で当選する人がやっていることにまとめています。
よくある質問
Q. 自分の自治体が統一地方選挙の対象か分かりません。
選挙管理委員会にお問い合わせください。 任期満了のタイミングによって決まりますので、隣の市が対象でも自分の市は違う、ということがあります。
Q. 日程が発表されてから動いても間に合いませんか?
車両については、間に合わない可能性が高いとお考えください。全国で一斉に動きが起きます。看板の印刷も同様です。
Q. 選挙にかかる費用の総額はどのくらいですか?
自治体の規模や選挙の種類によって大きく変わりますので、一律には申し上げられません。車両と看板については、この記事の金額が目安になります。供託金や人件費、ポスター・ビラなどは別途かかります。供託金は返ってくるのかもあわせてご覧ください。
Q. 公費負担があれば、実質ゼロ円になりますか?
選挙カー一式でゼロになることは、まずありません。 公費で賄えるのは車両の借入れ・燃料・運転手の雇用だけで、それぞれに上限額があります。看板の製作費・ポスター・ビラ・人件費は対象外です。
車両についても、上限を超えた分は自己負担です。市区議選(7日間)であれば、自己負担が8万円ほど残る計算になります。選挙期間の長い国政選挙ほど公費の総額が大きくなり、自己負担は小さくなります。詳しい試算は選挙カーの公費負担、実際いくら戻る?をご覧ください。
上限額は自治体・選挙の種類・年度によって異なります。 正確な金額は選挙管理委員会にご確認ください。
Q. 遠方に住んでいますが、東京の業者から借りられますか?
借りられます。取りに来ていただければ無料、お届けの場合はガソリン代・高速代の実費に輸送費10,000円ほどです。詳しくは選挙カーは地方でも借りられる?をご覧ください。
Q. いつ相談すればいいですか?
日程の見通しが立った段階です。「まだ出馬を決めていない」という段階でも構いません。概算をお出しします。
2027年の統一地方選挙に向けて、ご相談を承っています
えらぶカーは、東京・大森を拠点に、選挙カー・街宣車のレンタルと販売を行っています。全国対応です。
| プラン | 料金(税別) |
|---|---|
| 選挙期間プラン | 公費+198,000円〜(時期により変動) |
| 政治活動・月額プラン | 70,000円 / 月〜 |
| 看板デザイン+4面印刷 | 120,000円 |
| 看板セット(買い切り・税込) | 327,800円 |
| 看板・音響フルセット(買い切り・税込) | 438,000円 |
この3つを教えていただければ、お見積りをお出しします。
- どの選挙か(市議選/町村議選/首長選 など)
- 告示日と投票日(未定でも構いません)
- 必要なもの(選挙カー1台/看板だけ/音響だけ など)
ホームページ制作やショート動画、ポスターのデザインもあわせて承っています。詳しくは料金ページをご覧ください。
お電話でもフォームでも承ります。ご連絡先はこのページのいちばん下にあります。