「選挙カーの看板って、いくらくらいかかるんですか」
初めて選挙に出る方から、必ず聞かれます。ところが調べても、どこも「業者によります」としか書いていません。
なので、先に金額を出します。
結論:えらぶカーでは12万円です
| 内容 | 料金(税別) |
|---|---|
| デザイン | 40,000円 |
| 4面の印刷 | 80,000円 |
| 合計 | 120,000円 |
これが選挙カー1台分の、看板一式の費用です。
もちろん業者によって幅はありますが、この前後が一つの目安だと考えていただいて構いません。「デザイン込みで10万円台前半」というのが、実務の感覚に近いところです。
「4面」とは、どこのことか
車体の前・後ろ・左右の4か所です。
選挙カーは、正面から見られる場面と、横を通り過ぎる場面と、後ろから見られる場面があります。どの角度からでも名前が読めるように、この4面をセットで作ります。
左右だけにする、という選択もできますが、後ろは信号待ちでいちばん長く見られる面です。渋滞や交差点で、後続車のドライバーが数十秒間じっと見ることになります。ここを空けておくのは、もったいない使い方です。
法定サイズは 273cm × 73cm 以内です
選挙運動用自動車に取り付ける看板・立札・ポスターの類は、縦273cm・横73cm以内と決まっています。
そして重要なのは、枚数に制限がないことです。選挙事務所の看板は枚数が決まっていますが、自動車に取り付けるものについては数の制限がありません。 4面に貼っても問題ないのは、このためです。
参考までに、場所によって上限が違います。
| 場所 | 規格 |
|---|---|
| 選挙運動用自動車 | 縦273cm × 横73cm以内 |
| 選挙事務所 | 縦350cm × 横100cm以内 |
ただし、これは上限であって、この大きさで作るという話ではありません。 軽バンの側面は273cmもありませんので、実際は車体に合わせた寸法になります。上限に収まっていればよいとお考えください。
なお、掲示できるのは告示日(公示日)から投票日前日までです。それ以前に付けて走ると事前運動になります。
素材はユポ紙を使います
えらぶカーでは、ユポ紙で印刷しています。
ユポは紙という名前ですが、実際には合成紙です。原料が樹脂なので、濡れても破れず、ふやけません。 選挙は雨の日でも走りますので、ここは外せない条件になります。
軽いことも利点です。車体に貼り付ける以上、重い素材は取り付けにも走行にも不利になります。丈夫で、軽くて、印刷がきれいに乗る。 この3つが揃うので、選挙看板ではよく使われます。
一方で、選挙が終われば役目が終わるものでもあります。何年も使う看板ではありませんので、過剰に頑丈な素材にしてもコストが上がるだけです。ユポ紙は、そのバランスが取れているところです。
ターポリンやアルミ複合板という選択肢もあります。 それぞれの違いと選び方は、選挙カーの看板は何で作る?ユポ紙・ターポリン・アルミ複合板の違いと選び方にまとめました。
看板の製作費は、公費負担の対象外です
ここは誤解されやすいところです。
選挙運動用自動車には公費負担の制度がありますが、対象になるのは車両の借入れ・燃料・運転手の雇用です。看板の製作費は含まれません。
つまり、この12万円は自己負担になります。
「公費で出ると思っていた」という声を実際に伺います。予算を組む段階で、看板は別枠と考えておいてください。制度の細かいところは自治体で異なりますので、選挙管理委員会に確認いただくのが確実です。
デザインで決まるのは「名前が読めるかどうか」だけです
看板のデザインには、格好いいものを作る余地があまりありません。やることは一つで、走っている車から名前を読ませることです。
候補者名は、面の半分以上を使ってください。 政策や肩書きを入れたくなりますが、走行中の車の文字は読めません。読まれるのは名前だけだと考えて、その一点に振り切ったほうが結果が出ます。
ひらがなを使うかどうかは、真剣に考える価値があります。 名字が読みにくい漢字であれば、ひらがな表記にする候補者は多いです。投票用紙に書いてもらう文字でもあるので、覚えやすさが直接効きます。
色は2色までに絞ってください。 背景と文字のコントラストが最大になる組み合わせが正解です。白地に濃紺、黄色地に黒。派手にするほど、遠くから読みにくくなります。
写真を入れるかは、判断が分かれます。 入れる場合は必ず高解像度のものを使ってください。看板は大きく引き伸ばしますので、スマホ写真では粗が出ます。 プロに撮ってもらった写真があれば、ポスターにも看板にも使い回せます。
いつまでに動けばいいか
デザインの確定から逆算してください。
看板は、デザインを作って、確認して、直して、印刷して、取り付けます。このうち時間がかかるのは印刷ではなく、デザインの確認と修正です。
名前の表記をどうするか、写真を入れるか、キャッチコピーを付けるか。ここで迷う時間が、いちばん長くなります。
告示直前は、他の準備も一斉に重なります。看板は先に片付けておける仕事なので、日程が見えた段階で着手されることをおすすめします。
発注先の選択肢
| 発注先 | 特徴 |
|---|---|
| 選挙カーのレンタル業者 | 車両と一緒に手配できる。取り付けまで任せられる |
| 選挙専門の印刷業者 | 規格を分かっている。繁忙期は混み合う |
| ネット印刷 | 安いが、データを自分で作る必要がある |
| 地元の印刷会社 | 相談しやすい。大判に対応していない場合がある |
ネット印刷がいちばん安く見えますが、デザインデータをこちらで用意する必要があります。 IllustratorのデータをCMYKで、アウトライン化して入稿——という作業を自分でできるかどうかが分かれ目です。
デザインから頼む前提であれば、車両とまとめて手配できるところが手間は少なくなります。 取り付けまで含めて一度で済みます。
よくある質問
Q. 看板だけ頼むことはできますか?
できます。えらぶカーでも、車両のご利用に関わらず看板だけでお受けしています。
Q. 自家用車に取り付けることはできますか?
できます。看板と音響を取り付ければ、自家用車も選挙カーとして使えます。詳しくは自家用車を選挙カーへをご覧ください。
Q. デザインは何回まで直せますか?
えらぶカーでは、納得いただけるまでお付き合いします。 ただし告示直前になると物理的に時間が取れませんので、早めに着手していただくのが結果的にいちばん自由度が高くなります。
Q. 前回の選挙で使った看板を、また使えますか?
年号や肩書きが入っていなければ、物理的には使えます。ただしユポ紙は選挙1回分と考えて作る素材ですので、劣化していれば作り直しになります。
Q. 4面ではなく2面にすれば安くなりますか?
面数を減らせば費用は下がりますが、おすすめはしません。 特に後ろの面は、信号待ちでいちばん長く見られます。削るなら前面からと考えてください。
Q. サイズオーバーになりませんか?
車体に合わせて作りますので、273cm×73cmの上限を超えることはまずありません。上限を気にする必要があるのは、大型の街宣車の場合です。
看板の製作を承っています
えらぶカーは、東京・大森で選挙カー・街宣車のレンタルと販売を行っています。
| 内容 | 料金(税別) |
|---|---|
| 看板デザイン | 40,000円 |
| 4面の印刷(ユポ紙) | 80,000円 |
| 選挙期間プラン(車両) | 公費+198,000円〜(時期により変動) |
| 政治活動・月額プラン | 70,000円 / 月〜 |
| 看板セット(買い切り・税込) | 327,800円 |
| 看板・音響フルセット(買い切り・税込) | 438,000円 |
看板だけのご依頼も承っています。 ポスターのデザイン(40,000円/枚)もあわせてお受けできますので、看板とポスターで表記を揃えたいという場合はまとめてご相談ください。
2027年春は統一地方選挙です。 全国で印刷も車両も重なりますので、日程が見えた段階でご連絡いただけますと確実です。「まだ出馬を決めていない」という段階でも構いません。
お電話でもフォームでも承ります。ご連絡先はこのページのいちばん下にあります。