選挙期間中もSNS支援はできる|企画は選対、えらぶカーは撮影・編集の技術だけ。兵庫県知事選で何が問われたのか

「選挙期間中は、業者にSNSを手伝ってもらってはいけないのですか?」

よくいただく質問です。答えは、手伝ってもらえる部分と、手伝ってもらえない部分がある、です。

その線引きを間違えると、陣営も業者も公職選挙法違反(買収)を疑われます。2024年の兵庫県知事選挙では、まさにこの点でPR会社と知事が告発されました。

この記事では、選挙期間中に業者ができるSNS支援の範囲と、えらぶカーがどこまでお受けしているかをまとめます。

※えらぶカーは所属や党派に関わらず、同じ条件でお受けしています。

※この記事は一般的な整理です。個別の判断は、必ずその選挙の選挙管理委員会に確認してください。

目次

結論:選挙期間中の役割分担

やること 選挙期間中に担う人
企画・プランニング(何を、いつ、どう発信するか) 選対(陣営)
撮影の内容・話す内容を決める 選対(陣営)
撮影・編集の技術作業 えらぶカー(陣営の指示に沿って)
投稿(SNSへのアップ) 選対か、候補者本人
代理投稿 えらぶカーはお受けしません

告示前の政治活動の期間は、えらぶカーが企画から投稿まで一緒にお手伝いできます(政治家のSNS支援、えらぶカーは何をするのか)。告示日を境に、役割を切り替えます。

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なぜ選挙期間中は役割が変わるのか

選挙運動は、原則として無報酬

公職選挙法では、選挙運動は無報酬が原則です。お金を払って選挙運動をしてもらうと、買収になります。報酬を払えるのは、届け出た事務員や車上運動員(ウグイス嬢)など、決められた人だけです(選挙の手伝いは無報酬が原則です)。

業者が「企画」を担うと、選挙運動の主体になる

では、業者に払うお金はどうなるのか。総務省は、インターネット選挙運動の解説の中で次のように整理しています。

  • 業者が主体的・裁量的に選挙運動の企画立案を行う場合、その業者は選挙運動の主体と解される。報酬の支払いは買収となるおそれが高い
  • 一方、業者が主体的・裁量的でなく、機械的に作業する場合(総務省の例では、誹謗中傷の監視や、それを否定する書き込み)は、直ちに買収とはならないと考えられる

つまり分かれ目は、業者が「何を発信するか」を決めているかどうかです。

撮影や編集は、技術の提供です。 陣営が決めた内容を、カメラで撮り、見やすく編集する。ポスターの印刷を印刷会社に頼むのと同じように、仕事の対価を払うことができます。

企画やプランニングは、選挙運動そのものになり得ます。何を訴えるか、どの層に向けて何を投稿するかを業者が決め、その対価を受け取ると、業者が選挙運動をして報酬をもらった形になってしまいます。

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代理投稿は、なぜお受けしないのか

法律の考え方としては、陣営が決めた文章と動画を、指示どおりに機械的にアップするだけなら、直ちに買収とはいえない、という整理もあります。

それでも、えらぶカーは選挙期間中の代理投稿はお受けしていません。 理由は、実務では判断が入りやすく、線引きが難しいからです。

  • 投稿の時間を少しずらす
  • 文章を少し整える
  • 反応を見て、次に何を出すか提案する

どれも「ちょっとした気遣い」ですが、積み重なると業者が発信を主導していると見られかねません。最初から投稿は陣営か本人が行うと決めておけば、この心配がなくなります。

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兵庫県知事選で、何が問われたのか

2024年11月の兵庫県知事選挙では、当選した斎藤元彦知事の陣営とPR会社をめぐって、公職選挙法違反(買収)の疑いが告発されました。経緯を、報道に基づいて整理します。

時期 出来事
2024年11月 知事選の後、PR会社(merchu)の社長が、インターネット上で選挙の「広報全般を担った」「SNSを監修者として運用した」と投稿
その後 陣営からPR会社に71万5千円が支払われていたことが分かり、選挙運動の報酬にあたるとして告発される。警察・検察が捜索
2025年11月12日 神戸地検が知事とPR会社社長を不起訴(嫌疑不十分)。「71万5千円を選挙運動の報酬と認定するには疑義がある」「投稿どおりの事実は裏付けられなかった」
2026年6月 知事について、神戸第1検察審査会が「不起訴相当」と議決

逮捕や起訴はされていません。 結論は不起訴です。

陣営側は、支払いはポスター制作などのデザイン業務の対価で、SNS運用はボランティアだったと説明しました。検察も、投稿の内容どおりの事実は裏付けられなかったと判断しています。

それでも、ここから学べること

結果は不起訴でしたが、告発から捜索、不起訴の判断まで1年近く、陣営も業者も説明に追われました。この件から分かるのは次の3点です。

  1. 業者が「SNSを運用した」「戦略を担った」と発信するだけで、疑いの入口になる
  2. 支払いの名目と、実際にやった仕事が一致しているかが問われる
  3. 口約束ではなく、何を頼んで何に払ったかの記録が、陣営を守る

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えらぶカーが守っていること

えらぶカーは、公職選挙法を守ったサービスであることを、ほかの撮影・編集会社との違いだと考えています。

  • 契約の前に、業務の範囲を書面で決める。 選挙期間中は「撮影・編集の技術作業」に限ると明記します
  • 選挙期間中の企画・投稿は行わない。 何を撮り、何を話すかは陣営が決めます
  • 請求の名目と、実際の作業を一致させる。撮影何日、編集何本、と具体的に
  • 選挙のあとに「選挙を手がけた」とは発信しない。陣営の発信は陣営のものです
  • グレーな部分は、自分たちで選挙管理委員会に確認してから対応します

「これは頼んでいいのか」と迷ったら、その場で判断せず、確認してからお返事します。

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告示前にやっておくこと

選挙期間中に業者ができることは限られます。だから、告示前の政治活動の期間に、発信の土台を作っておくことが大切です。

  • 人柄・経歴・政策の動画を、告示前に撮りためておく
  • 選挙期間中に陣営が自分たちで投稿できる体制(誰が、いつ、どのアカウントで)を決めておく
  • 選挙期間中に撮る内容(街頭演説、出陣式など)を、陣営で決めておく

2027年3月からは、AIで作った・加工した画像や動画にはその旨の表示も必要になります(2027年3月から選挙のネット運用が変わる)。

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よくある質問

Q. 選挙期間中に、街頭演説を撮影して編集してもらうことはできますか?

できます。何を撮るか、どこを使うかは陣営で決めていただき、えらぶカーは撮影と編集の技術作業を担当します。

Q. 編集のときに「この部分はカットしたほうがいい」と提案してもらえますか?

選挙期間中は、内容に関わる提案は控えています。どこを使うかの判断は陣営でお願いしています。テロップの見やすさや音声の聞き取りやすさなど、技術的な調整は行います。

Q. 告示前に作った動画を、選挙期間中に陣営が投稿するのは問題ありませんか?

陣営やご本人が自分で投稿するのは問題ありません。選挙運動期間中のネットでの選挙運動は認められています。ただし投票日当日の新たな投稿はできません。

Q. えらぶカーに払う撮影・編集代は、どこに記録すればいいですか?

選挙期間中の分は、出納責任者が選挙運動費用収支報告書に記載します(選挙が終わったらやること)。告示前の分は、後援会などの政治資金として扱うのが一般的です。扱いは選挙管理委員会に確認してください。

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まとめ

  • 選挙期間中も、撮影・編集の技術提供はできる
  • 企画・プランニング・投稿の判断は選対。業者が担うと買収のおそれ
  • えらぶカーは選挙期間中の代理投稿はお受けしない
  • 兵庫県知事選のPR会社の件は不起訴。それでも、業者の発信が疑いの入口になった
  • えらぶカーは公選法を守ることを前提に、グレーな点は選管に確認してから対応します

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出典

2027年4月の統一地方選挙に向けたご支援・サポートを、随時受け付けております。 交通費は実費精算となります。


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SNS運用・動画制作・Web制作も承っています

えらぶカーでは、車両のレンタルだけでなく、政治家の方向けのSNS運用・動画制作・Web制作もお受けしています。選挙カーのご利用に関わらず、単体でご依頼いただけます。 制作から運用のご相談まで、山西が直接担当します。外注に丸投げはしません。

サービス 料金(税別)
撮影(カメラマン同行) 40,000円 / 日
動画の編集 20,000円 / 本
撮影+編集5本(最小構成) 140,000円〜
SNSコンサルティング(1日訪問) 40,000円
ポスターデザイン 40,000円 / 枚
Web制作(LP形式) 198,000円〜

交通費は実費精算です。議会や国会に伺っての撮影代行も承っています。サイトに何を載せるかは政治家のホームページに何を載せるべきかにまとめました。サービスの詳細は政治家・候補者のSNS運用支援、詳しい料金は料金ページをご覧ください。

有権者名簿の一元管理などのツールについては、提携先の当選・再選へGO!をご紹介しています。

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選挙カーのご相談はえらぶカーへ

えらぶカーは、東京・大森で選挙カー・街宣車のレンタルと販売を行っています。選挙期間中も、撮影と編集の技術はご提供できます。 どこまでお受けできるか迷う場合は、選挙管理委員会に確認してからお返事します。

この3つを教えていただければ、お見積りをお出しします

1. どの選挙か(市議選/町村議選/首長選 など)
2. 告示日と投票日(未定でも構いません)
3. 必要なもの(選挙カー1台/看板だけ/音響だけ など)

「まだ出馬を決めていない」という段階でも構いません。 公費負担でいくら戻るのか、自家用車に看板を付けるといくらか、といったご相談だけでも承っています。お見積りは無料です。

プラン 料金
選挙期間プラン 公費+198,000円〜(時期により変動)
政治活動・月額プラン 70,000円 / 月〜
看板セット(買い切り・税込) 327,800円
看板・音響フルセット(買い切り・税込) 438,000円

2027年春は統一地方選挙です。 全国で車両の手配が重なりますので、日程が見えた段階でのご連絡をおすすめします。自家用車に看板を取り付ける方法もあり、詳しくは自家用車を選挙カーへにまとめています。

\ お気軽にどうぞ /

お電話:080-5457-1641(平日10:00〜18:00/担当:山西)
料金の詳細を見る

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