政治家の動画を作るとき、最初に決めるのは横で撮るか、縦で撮るかです。
「最近はショートが流行っているから全部縦で」も、「ちゃんと伝えたいから全部横で」も、どちらも半分しか当たっていません。横と縦は、届く相手も、見られ方も違います。
この記事では、横動画と縦ショートの使い分けと、まだ名前を知られていない新人が、何から投稿すればいいかをまとめます。
※えらぶカーは所属や党派に関わらず、同じ条件でお受けしています。
結論:政策は横、訴えたい一言は縦
| 横動画 | 縦ショート | |
|---|---|---|
| 見られ方 | 見る人が自分で選んで再生する | おすすめに流れてきて、指で止まる |
| 見る人 | すでに関心がある人 | まだあなたを知らない人 |
| 長さの感覚 | 数分〜十数分でも見てもらえる | 最初の数秒で離れられる |
| 向いている中身 | 政策の説明、議会報告、対談 | いちばん言いたい一言、人柄が出る場面 |
| 主な置き場所 | YouTube、ホームページ | YouTubeショート、Instagramリール、TikTok |
横は「深く」、縦は「広く」と覚えてください。
横動画:じっくり聞いてほしい政策は、横でしっかりと
政策は、背景と理由を話さないと伝わりません。「子育て支援を充実させます」だけでは、誰が言っても同じです。なぜそれが必要で、何をどう変えるのかまで話して、はじめてあなたの政策になります。
これは縦の短い動画には入りきりません。
横動画が向いているもの:
- 政策の説明(1つのテーマを5〜10分で)
- 議会の一般質問の報告(何を聞いて、どんな答弁だったか)
- 地域の課題を現地で説明する動画
- 支援者や専門家との対談
横動画を見に来る人は、すでにあなたに関心がある人です。途中で離れにくいぶん、中身で勝負できます。ホームページに埋め込んでおけば、「この人はどんな考えなのか」を調べに来た人の答えにもなります。
議会の質問を動画にする方法は、議会の質問を動画で残したいにまとめています。
縦ショート:訴えたい1部分を見せたいときは、ショートで
縦ショートは、あなたを知らない人の画面に、勝手に流れてくる動画です。ここが横動画とのいちばんの違いです。
そのかわり、最初の数秒で興味を持たれなければ、指一本で飛ばされます。
縦ショートが向いているもの:
- 横動画の中の、いちばん言いたい一言を切り出したもの
- 演説のいちばん熱が入った瞬間
- 地域の課題を一目で分かる映像で見せるもの(危ない通学路、壊れたままの遊具など)
- 人柄が伝わる場面(あとで詳しく書きます)
コツは、1本に1つのことしか言わないことです。政策を3つ並べたショートは、1つも残りません。
横で撮って、縦に切り出す
いちばん効率がいいのは、横動画をきちんと撮って、その中の一部を縦に切り出すやり方です。
1本の政策動画から、言いたいことが強く出ている部分を2〜3か所切り出せば、ショートが2〜3本できます。 ショートを見て興味を持った人が、元の横動画を見に来る。この流れを作れます。
撮影のときに縦に切り出すことを前提に、人物を画面の中央寄りに置いておくと、あとで切り出しやすくなります。
知られていない新人は、政策より先に「人柄」
ここからが、この記事でいちばん伝えたいことです。
名前を知られていない人の政策は、聞いてもらえません。
冷たいようですが、有権者はまず「この人はどんな人か」を見ています。知らない人がいきなり政策を語っても、知らない人の意見としてしか受け取られません。
だから、認知がまだない段階では、人柄が伝わる投稿から始めてください。
最初に投稿するとよいもの
- プロフィール:どこで生まれて、どこで育ったか
- 経歴:どんな仕事をしてきたか。なぜ政治をやろうと思ったのか
- 私生活:家族のこと、地域とのかかわり(家族の顔を出すかどうかは、よく話し合って決めてください)
- 休日の過ごし方:地元のお店、散歩のコース、子どもとの公園
- 趣味:料理、釣り、ランニング、地元のスポーツチームの応援
「この人、うちの近所のあの店に行ってるんだ」「同じチームを応援してるんだ」と思ってもらえた瞬間に、距離が縮まります。
そのうえで、政策を混ぜていく
距離が縮まってきたら、人柄の投稿の間に、少しずつ政策を混ぜていきます。
たとえば、
- 子どもと公園で遊んでいる休日の動画(人柄)
- その公園の遊具が壊れたままになっている話(地域の課題)
- 公園の管理をどう変えたいか(政策)
人柄から入って、身近な課題を経由して、政策にたどり着く。 この順番なら、政策の話も「あの人が言っていること」として聞いてもらえます。
割合の目安は、最初は人柄が中心、名前が知られてきたら政策を増やす、です。選挙が近づくころには政策の比重を上げていきます。
人柄の投稿で気をつけること
- 盛らない、作らない。 普段やっていない趣味を投稿しても、いずれ分かります
- 映り込みに注意。 休日の動画ほど気が緩みます。信号、交通ルール、背景に映る人の顔には気をつけてください。詳しくは政治家がSNSに映してはいけない15のことに書きました
- 「次の選挙で」は言わない。 平時の投稿で投票をお願いすると、事前運動になります
媒体ごとの使い分け
| 媒体 | 横動画 | 縦ショート | 向いている相手 |
|---|---|---|---|
| YouTube | ◎(政策・議会報告) | ○(ショート) | 調べに来る人 |
| △ | ◎(リール) | 30〜40代 | |
| TikTok | — | ◎ | 若い世代 |
| ○ | ○ | 中高年・地域の人 | |
| X | ○ | ○ | 拡散・速報 |
| ホームページ | ◎(埋め込み) | — | 名前を検索した人 |
媒体ごとの詳しい使い方は、YouTube、Instagram、TikTok、Facebookの記事にまとめています。アカウントを作るところからなら新人候補者のSNS完全スタートガイドをご覧ください。
よくある質問
Q. どのくらいの頻度で投稿すればいいですか?
回数より、続けることのほうが大事です。最初から毎日を目標にすると、たいてい途中で止まります。週に2〜3本のショートと、月に1〜2本の横動画くらいから始めて、続けられるペースを探してください。
Q. 顔を出すのが苦手です。人柄の投稿はどうすればいいですか?
いきなり自撮りで話す必要はありません。地元を歩いている後ろ姿、手元の作業、声だけのナレーションからでも人柄は伝わります。慣れてきたら、少しずつ顔を出す場面を増やしていけば大丈夫です。
Q. 撮影は自分でやるべきですか、頼むべきですか?
日々のショートは、スマホで自分や身近なスタッフが撮るほうが、気軽で続けやすいです。一方、政策を話す横動画や、ポスター・プロフィール用の写真は、きちんと撮ったものが長く使えます。日常は自分で、ここ一番はプロに、という分け方がおすすめです。
Q. 選挙期間中も、同じように投稿していいですか?
選挙運動期間中は、ネットでの選挙運動ができます。ただし投票日当日は更新できません。 また、2027年3月からはAIで作った・加工した画像や動画にはその旨の表示が必要になります。詳しくは2027年3月から選挙のネット運用が変わるをご覧ください。
まとめ
- 政策は横動画でしっかり。 関心がある人が、最後まで見てくれる
- 訴えたい一言は縦ショートで。 知らない人の画面に届く
- 横で撮って、縦に切り出すのがいちばん効率がいい
- 知られていない新人は、人柄の投稿から。 プロフィール、経歴、休日、趣味
- 距離が縮まったら、政策を混ぜていく
えらぶカーでは、横動画の撮影と、そこからのショートの切り出しまでまとめてお受けしています。1日ご一緒すれば、横動画の素材と、ショート数本分の素材がまとめて撮れます。
SNS運用・動画制作・Web制作も承っています
えらぶカーでは、車両のレンタルだけでなく、政治家の方向けのSNS運用・動画制作・Web制作もお受けしています。選挙カーのご利用に関わらず、単体でご依頼いただけます。 制作から運用のご相談まで、山西が直接担当します。外注に丸投げはしません。
| サービス | 料金(税別) |
|---|---|
| 撮影(カメラマン同行) | 40,000円 / 日 |
| 動画の編集 | 20,000円 / 本 |
| 撮影+編集5本(最小構成) | 140,000円〜 |
| SNSコンサルティング(1日訪問) | 40,000円 |
| ポスターデザイン | 40,000円 / 枚 |
| Web制作(LP形式) | 198,000円〜 |
交通費は実費精算です。議会や国会に伺っての撮影代行も承っています。サイトに何を載せるかは政治家のホームページに何を載せるべきかにまとめました。サービスの詳細は政治家・候補者のSNS運用支援、詳しい料金は料金ページをご覧ください。
有権者名簿の一元管理などのツールについては、提携先の当選・再選へGO!をご紹介しています。
選挙カーのご相談はえらぶカーへ
えらぶカーは、東京・大森で選挙カー・街宣車のレンタルと販売を行っています。動画は「知っている人」に深く届き、選挙カーは「知らない人」に名前を届けます。 役割が違うので、どちらか一方では足りません。
この3つを教えていただければ、お見積りをお出しします
1. どの選挙か(市議選/町村議選/首長選 など) 2. 告示日と投票日(未定でも構いません) 3. 必要なもの(選挙カー1台/看板だけ/音響だけ など)
「まだ出馬を決めていない」という段階でも構いません。 公費負担でいくら戻るのか、自家用車に看板を付けるといくらか、といったご相談だけでも承っています。お見積りは無料です。
| プラン | 料金 |
|---|---|
| 選挙期間プラン | 公費+198,000円〜(時期により変動) |
| 政治活動・月額プラン | 70,000円 / 月〜 |
| 看板セット(買い切り・税込) | 327,800円 |
| 看板・音響フルセット(買い切り・税込) | 438,000円 |
2027年春は統一地方選挙です。 全国で車両の手配が重なりますので、日程が見えた段階でのご連絡をおすすめします。自家用車に看板を取り付ける方法もあり、詳しくは自家用車を選挙カーへにまとめています。
\ お気軽にどうぞ /
お電話:080-5457-1641(平日10:00〜18:00/担当:山西)
料金の詳細を見る
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