2027年4月の統一地方選挙まで、あと5か月です。「SNSは選挙が近づいてから本気を出せばいい」と思っていると、告示の直前に慌てることになります。有権者に名前と人柄を覚えてもらうには時間がかかりますし、2027年3月1日からはネット選挙運動のルールも一部変わります。この記事では、11月から4月の投票日までを月ごとに分けて、SNSで何をしておけばいいかをまとめます。
※えらぶカーは所属や党派に関わらず、同じ条件でお受けしています。この記事も特定の政党・陣営を念頭に置いたものではありません。日程は2026年11月時点の見込みで、統一地方選の特例法の成立後に確定します。
結論:5か月の流れはこの表のとおり
| 月 | テーマ | 主にやること |
|---|---|---|
| 11月 | 土台を整える | アカウントの整理、過去の投稿の見直し、撮影計画 |
| 12月 | 1年の活動を振り返る | 活動報告のまとめ動画、年末年始のあいさつの注意 |
| 1月 | 政策の柱を見せる | 政策ごとの短い動画、地域行事での発信 |
| 2月 | 議会と地域で実績・考えを伝える | 予算議会の報告(現職)、地域課題の現場動画(新人) |
| 3月 | 選挙期間の準備を終える | 新しいネットのルールへの対応、選挙期間中の投稿体制づくり |
| 4月 | 告示〜投票日 | ネット選挙運動。投票日当日は更新しない |
統一地方選の投票日は、前半戦が2027年4月11日、後半戦が4月25日の予定です。告示日は選挙の種類によって違い、知事選は3月25日ごろ、政令市長選は3月28日ごろ、道府県議選・政令市議選は4月2日ごろ、一般市・特別区の首長選と議員選は4月18日ごろ、町村長選・町村議選は4月20日ごろが目安です(いずれも特例法案にもとづく見込み)。自分の選挙の日程は2027年統一地方選挙はいつ?で確認してください。
11月:土台を整える
最初の月は、投稿を増やすより土台づくりに使います。ここを飛ばすと、あとで困ります。
- アカウントの整理:使うSNSを決め、名前・プロフィール写真・自己紹介文を全部のSNSでそろえます。ログイン情報と二段階認証は本人が管理し、スタッフにはパスワードを共有せず、各SNSの権限機能で必要な権限だけを付けます。抜けたスタッフの権限の解除や、予約投稿の管理方法も決めておきます
- 過去の投稿の見直し:名前が知られる前に、昔の個人アカウントや投稿を自分で確認しておきます。手順は出馬を考えたら、まず昔の投稿を見直すにまとめています
- 撮影計画:4月までに撮りたい場面(議会、地域の行事、政策ごとの現場)を書き出し、撮影日を先に決めます
- ポスターの確認:任期満了による選挙では、候補者などの氏名を表示した個人の政治活動用ポスター(後援団体名のものを含む)は、任期満了日の6か月前から投票日まで選挙区内に掲示できません。以前から貼ってあるものも撤去が必要です。多くの自治体ですでにこの期間に入っているので、自分の選挙区の掲示状況を確認しておきましょう。政党などのポスターには別のルールがあります
12月:1年の活動を振り返る
年末は、この1年(現職なら4年間)の活動を振り返る投稿がしやすい時期です。
- 活動報告のまとめ動画:議会での質問、地域で取り組んだこと、相談を受けて動いたことを、1〜2分にまとめます
- 写真の整理:1年分の活動写真を整理しておくと、1月以降の投稿素材になります
- 年末年始のあいさつの注意:候補者や立候補予定者が選挙区内の人に出す年賀状などのあいさつ状は、答礼のための自筆のものを除いて禁止されています。一方、SNSで広く公開する一般的な新年のあいさつは、直ちに同じ禁止の対象になるわけではありません。ただし、特定の相手への個別の送信や、投票の依頼を伴う内容には注意してください
1月:政策の柱を見せる
年が明けたら、何をしたい人なのかを伝える時期です。
- 政策ごとの短い動画:政策の柱を3つ程度に絞り、1本1テーマの縦動画にします。政策の全体を説明する横長の動画を1本作っておくと、ホームページにも使えます
- 現場で話す:子育ての政策なら公園や通学路、商店街の政策なら商店街で撮ると、言葉だけより伝わります
- 地域の行事:新年の行事や地域の集まりは、人柄が伝わる投稿の素材になります。写っている人の許可は必ず取ってください
まだ名前を知られていない新人の方は、政策より先に人柄が伝わる投稿から始めるのが基本です。考え方は政策は横動画、訴えたい一言は縦ショートに書いています。
2月:議会と地域で、実績と考えを伝える
- 現職:2〜3月は多くの議会で予算を審議する定例会があります。任期最後の議会になることが多いので、質問の様子や、4年間で実現したことの報告を動画にしておきます。議会中継の映像をSNSに転載・編集する場合は、議会ごとの利用条件を事前に確認しましょう(議会の質問を動画で残したい)
- 新人:地域の課題の現場を歩き、「ここをこう変えたい」と話す動画が効果的です。駅立ちや辻立ちの様子も、続けている姿を見せる素材になります
- 事前運動に注意:告示が近づくほど、つい「よろしくお願いします」と言いたくなります。平時の投稿で、特定の選挙での投票を求める言い方は避けてください
3月:選挙期間の準備を終える
3月は、告示の前に選挙期間中の体制を整えておく月です。
- 新しいネットのルール:2027年3月1日から、電子メールによる選挙運動に固有の送信主体などの制限が廃止され、一般の有権者も選挙期間中にメールで選挙運動ができるようになります。また、選挙運動用の投稿などに実写と誤認されるおそれのあるAI生成・加工の画像や映像を使う場合は、原則としてその旨の表示が必要になります(軽微な加工や、実写と誤認されないイラストなどは対象外)。候補者について虚偽の事項を公表しないようにする責務も定められました。詳しくは2027年3月から選挙のネット運用が変わるをご覧ください
- 選挙期間中の投稿の担当を決める:誰が企画し、誰が投稿し、誰が確認するかを決めておきます。業者に頼む場合も、選挙期間中は企画と投稿の判断は本人・選対が行い、業者には具体的な指示にもとづく撮影・編集などの技術的な作業だけを頼むのが安全です(選挙期間中もSNS支援はできる)
- 連絡先の表示:選挙運動に使うSNSやウェブサイトには、メールアドレスや返信フォームなど、投稿者に連絡できる情報を表示する必要があります。プロフィール欄などを確認しておきましょう
- 公開前チェックの流れを決める:AIの表示、BGMの著作権、写っている人の許可、字幕の誤り、予約投稿の設定、外注先の権限を、誰が確認するかを決めておきます
- 素材を撮りためる:選挙期間中は撮影の時間がほとんど取れません。告示の前に、使えそうな動画や写真を撮っておきます
4月:告示から投票日まで
告示日に立候補の届出が受理されると、投票日の前日まで選挙運動ができるようになります。ウェブサイトやSNSを使った選挙運動は、候補者だけでなく、18歳以上の一般の有権者もできます(18歳未満は選挙運動そのものができません)。
- 選挙期間中は、毎日の活動を短く発信し、「今日はどこにいるか」を伝えると、街頭演説に人が集まりやすくなります
- 投票日当日は、投票を呼びかける新しい投稿や、選挙運動にあたる更新・再投稿をしないでください。前日までに投稿した内容を、そのまま残しておくことはできます。予約投稿を止め、スタッフの再投稿やストーリーズでの再共有にも気をつけます
- 選挙のあとは、SNSやウェブサイトで当選・落選の報告や支援への感謝を伝えることができます。一方、選挙区内の人へのお礼の戸別訪問や、禁止されている紙のあいさつ状の配布などには注意が必要です。詳しくは選挙が終わったらやることをご覧ください
今から始めても間に合う?
間に合います。ただし、告示の直前にまとめて投稿しても、見てもらえるアカウントにはなりません。SNSは、続けて投稿しているアカウントほど見てもらいやすくなります。今月から週に2〜3回でも続けることが、4月の選挙期間中の発信力につながります。
撮影や編集に時間をかけられない方は、撮影日をまとめて、1日で何本分かの動画を作っておく方法があります。11月・1月・3月のように、2か月に1回撮影日を入れるだけでも、4月までに十分な本数がそろいます。
よくある質問
Q. SNSは何から始めればいいですか?
地域の有権者がよく使っているSNSを1〜2つ選び、そこに集中するのがおすすめです。始め方は新人候補者のSNS完全スタートガイドにまとめています。
Q. 投稿はどのくらいの頻度がいいですか?
毎日でなくても構いません。大切なのは続けることです。週に2〜3回を目安に、無理なく続けられるペースを決めてください。
Q. 告示の前日までに投稿した内容は、選挙期間中に消す必要がありますか?
消す必要はありません。ただし、告示前の投稿で投票を求めるような内容があると、事前運動を疑われるおそれがあるので、平時の投稿の段階から気をつけてください。
まとめ
- 11月は土台づくり。アカウント整理と過去の投稿の見直し、撮影計画
- 12月は振り返り、1月は政策の柱、2月は議会と地域の発信
- 3月は新しいネットのルールへの対応と、選挙期間中の体制づくり
- 4月は告示から選挙運動。投票日当日は更新しない
- 今からでも間に合う。続けることがいちばんの準備
4月までの撮影計画、一緒に立てませんか
えらぶカーでは、統一地方選に向けた撮影計画づくり・撮影・編集をお受けしています。11月・1月・3月など、撮影日をまとめて動画を作っておけば、選挙期間中に慌てずに済みます。統一地方選の時期は撮影日が埋まりやすいので、早めにご相談ください。制作から運用のご相談まで、山西が直接担当します。外注に丸投げはしません。
| サービス | 料金(税別) |
|---|---|
| 撮影(カメラマン同行) | 40,000円 / 日 |
| 動画の編集 | 20,000円 / 本 |
| 撮影+編集5本(最小構成) | 140,000円〜 |
| SNSコンサルティング(1日訪問) | 40,000円 |
交通費は実費精算です。選挙カーのご予約は統一地方選 予約受付ページ、SNS支援の詳細は政治家・候補者のSNS運用支援をご覧ください。
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