「寄附したいけど、振込用紙を書いて銀行に行くのが面倒で」。支援者からこう言われたことはありませんか。後援会へのオンライン寄附なら、クレジットカード、Apple Pay、Google Pay で、スマホから1分で寄附してもらえます。決済サービスの審査で利用が認められれば、後援会のホームページに受付ページを置けます。
ただし、政治団体への寄附には、普通のネット決済にはないルールがあります。匿名の寄附、外国人からの寄附、会社からの寄附は受け取れません。 同じ人からの寄附には年間の上限もあります。フォームを作るなら、こうした確認を最初から組み込んでおく必要があります。
この記事は、後援会の寄附受付をオンライン化したい候補者・会計責任者の方に向けて、オンライン寄附の受付ページで何ができるか、法律上どんな確認が必要か、そして導入の流れと費用をまとめます。
※えらぶカーは所属や党派に関わらず、同じ条件でお受けしています。
※寄附の扱いは、必ず届出先の選挙管理委員会と会計責任者に確認してください。
結論
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使える支払い方法 | クレジットカード、Apple Pay、Google Pay |
| 受け取る先 | 後援会などの政治団体(候補者個人ではない) |
| フォームに必ず入れる確認 | 氏名・住所・職業、日本国籍、年間上限、個人のお金であること |
| 決済サービス | Stripe(ストライプ)。政治団体は追加の審査があり、承認されて使えるようになります。えらぶカーが審査手続きのサポートを行います |
| 手数料 | 決済1件ごとに3.6%(Stripeの標準料金。条件により異なります) |
| えらぶカーの制作費 | 100,000円(月額の費用はかかりません) |
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後援会へのオンライン寄附は、クレジットカードで受け付けられる?
受け付けられます。政治資金規正法は、寄附の支払い方法をカードに限って禁じてはいません。大事なのは、誰から、いくら受け取ったかを正しく記録し、受け取ってはいけない寄附を防ぐことです。
オンライン寄附の受付ページでできること
後援会のホームページに、寄附の申込みページを1枚加えるイメージです。支援者は、スマホで次の流れで寄附できます。
- 寄附の口数を選ぶ(たとえば1口1,000円、1〜100口)
- 氏名、住所、電話番号、メールアドレス、職業を入力する
- 日本国籍であること、年間の上限を超えていないこと、自分のお金であることにチェックを入れる
- カード、Apple Pay、Google Pay のどれかで支払う
- 受付完了のメールが届く
後援会の側では、誰から、いつ、いくら受け取ったかが一覧で残ります。表計算ソフトで開ける形で書き出せるので、収支報告書を作るときの元データになります。
Apple Pay や Google Pay は、スマホに登録してあるカードで支払えるので、カード番号を入力する手間がありません。とくに演説会や駅立ちのあとに、その場で寄附したいという人には向いています。
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後援会のオンライン寄附フォームに必ず入れる確認
ここがいちばん大事なところです。普通のネットショップの決済画面をそのまま使うと、受け取ってはいけない寄附を受け取ってしまうおそれがあります。政治資金規正法のルールに合わせて、次の確認をフォームに組み込みます。
| ルール | フォームでの確認 |
|---|---|
| 匿名・他人名義の寄附は受け取れない | 氏名と住所を必須にする。寄附する本人の名義のカードで支払ってもらう |
| 外国人・外国法人からの寄附は受け取れない | 「日本国籍を有しています」の確認を必須にする |
| 会社・団体からの寄附は受け取れない(後援会の場合) | 個人の寄附だけを受け付ける。会社のカード(法人カード)では払わないでと明記する |
| 個人から同じ後援会へは年150万円まで。政党・政治資金団体以外への寄附は、年間の総額1,000万円まで | 上限を超えないことの確認を必須にする。同じ人の年間(1月〜12月)の合計を後援会側で確認できるようにする |
| 同じ人からの寄附が年間の合計で5万円を超えると、収支報告書に氏名・住所・職業などが載る | 職業を必須にする。公開されることを、申込みの前に表示する。5万円以下でも匿名にはできない |
とくに気をつけたいのは国籍の確認を任意にしてしまうことです。任意の項目だと、空欄のまま決済が終わってしまいます。必須にしておけば、確認しないまま受け取ることを防げます。
ただし、フォームのチェックは寄附する人の自己申告です。カード名義が本人でも、実際には別の人がお金を出しているといったことまでは、システムでは分かりません。入力内容と決済の記録をもとに後援会側でも確認し、受け取ってはいけない寄附が分かったときに、どう返金するかを会計責任者と決めておいてください。
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振込・現金の寄附と合わせて管理する
年150万円の上限や、5万円を超えたかどうかは、同じ人からの寄附をすべて足して判断します。オンライン、銀行振込、現金と受け取り方が分かれていても、1人ごとの合計が分かるように、寄附者の一覧はひとつにまとめておきます。
寄附のルールそのものは、支援者から寄附を受けるときのルールに詳しくまとめています。
受け取る先は「後援会」にする
公職の候補者個人への、政治活動に関する金銭の寄附は禁止されています(選挙運動に関するものを除く)。オンライン寄附の受け取り先は、届け出た後援会などの政治団体にします。決済サービスの口座も、後援会名義の銀行口座につなぎます。後援会の作り方は後援会の作り方をご覧ください。
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決済はStripe。政治団体は審査があります
オンライン寄附の決済には、Stripe(ストライプ)を使います。世界中で使われている決済サービスで、カード、Apple Pay、Google Pay に1つの仕組みで対応できます。月額の基本料金はなく、決済1件ごとに3.6%の手数料がかかります(Stripeの標準料金)。
ただし、Stripeの利用規約では、政治組織による資金集めは「追加の確認が必要な業種」に入っています。申し込めばすぐ使えるわけではなく、審査があります。審査では、たとえば次のようなものを準備します。
- 後援会の名義の銀行口座
- 政治団体の設立届など、団体の実在が分かる書類
- 寄附の申込みページ(何のお金を、誰が受け取るのか)
- 団体の情報、利用条件、プライバシーポリシーなど、Stripeがウェブサイトに求める表示(特定商取引法に基づく表記が必要かどうかも、あわせて確認します)
えらぶカーでは、Stripeの審査手続きのサポートを行います。申請に必要なページの用意や、申請画面で何を書けばよいかのご案内まで、一緒に進めます。ただし、承認するかどうかはStripeが決めます。審査に通らなかった場合は、カード決済は使えません。費用のお支払い時期や、審査が通らなかった場合の扱いは、お見積りのときにご説明します。
手数料は、会計でどう扱うか
たとえば1万円の寄附なら、手数料360円が差し引かれて9,640円が口座に入ります。寄附額1万円、手数料360円、入金額9,640円を、それぞれ分かる形で記録しておきます。実際の帳簿や収支報告書への書き方は、会計責任者と届出先の選挙管理委員会に、あらかじめ確認しておいてください。
| 寄附額 | 手数料(3.6%) | 入金額 |
|---|---|---|
| 1,000円 | 36円 | 964円 |
| 10,000円 | 360円 | 9,640円 |
| 100,000円 | 3,600円 | 96,400円 |
寄附者の個人情報の扱い
オンライン寄附では、氏名、住所、職業、寄附の記録という大事な個人情報を預かります。管理画面を見られる人を会計担当などに絞り、書き出したファイルの置き場所を決めておきます。支援者名簿の考え方は後援会名簿は個人情報保護法の「適用除外」ですにまとめています。
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オンライン寄附の導入の流れと費用
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | ヒアリング。後援会の名称・口座、1口の金額、載せたい文面などをうかがいます |
| 2 | Stripeの申請と審査のサポート。申請に必要なページもあわせて用意します。承認されたら次へ進みます |
| 3 | 寄附の申込みページを制作。法律上の確認項目を組み込みます |
| 4 | テスト決済で、申込み、決済、完了メール、一覧への記録まで確かめます |
| 5 | 公開。ホームページやSNSから申込みページへ案内します |
| 費用 | 金額 |
|---|---|
| えらぶカーの制作費(審査手続きのサポートを含む) | 100,000円 |
| 月額費用 | かかりません |
| 決済手数料 | 決済1件ごとに3.6%(Stripeの標準料金。入金時に差し引かれます) |
制作費には、申込みページの制作、法律上の確認項目の組み込み、受付完了メール、寄附者一覧の書き出し、テスト決済までが含まれます。今あるホームページに申込みページを加えることも、ホームページごと作ることもできます。ホームページに何を載せるかは政治家のホームページに何を載せるべきかにまとめています。
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よくある質問
Q. 政治献金はクレジットカードで払えますか?
後援会がカード決済に対応していれば払えます。カードは寄附する本人の名義のものを使い、会社のカードは使えません(後援会は会社からの寄附を受け取れないため)。
Q. 後援会へのオンライン寄附は匿名でできますか?
できません。金額にかかわらず、氏名と住所の入力が必要です。
Q. 銀行振込での寄附と、両方受け付けられますか?
はい。オンライン寄附のページに、振込先の口座を並べて案内することもできます。どちらで受けた寄附も、同じ人の年間の合計として管理してください。
Q. 寄附した人は、寄附金控除を受けられますか?
国会議員、知事・都道府県議、政令指定都市の市長・市議に関わる後援会のうち、一定の要件を満たすものへの寄附は、寄附金控除の対象になる場合があります。一般の市・町村・東京23区の議員や首長の後援会は、原則として対象外です。なお、受付完了メールは控除の書類にはなりません。手続きは後援会への寄附で、支援者の税金は戻る?にまとめています。
Q. 寄附者の名前は公開されますか?
同じ人からの寄附が年間の合計で5万円を超えると、収支報告書に氏名、住所、職業、金額、日付が載り、公開の対象になります。申込みページでも、このことを前もって表示します。
Q. 選挙期間中も使えますか?
政治団体への寄附の受付と、特定の候補者への投票を呼びかける選挙運動は、分けて考える必要があります。告示の前後で、受付ページの文言やSNSでの案内のしかたが公職選挙法に触れないか、選挙管理委員会に確認しながら進めてください。
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まとめ
- 後援会への寄附は、カード、Apple Pay、Google Pay でオンライン受付できる
- 受け取る先は後援会などの政治団体。口座も後援会名義にする
- フォームには氏名・住所・職業、日本国籍、年間上限、個人のお金であることの確認を必須で入れる。振込・現金の寄附とも合わせて1人ごとの合計を管理する
- 決済はStripe。政治団体は追加の審査があり、承認されて使える。えらぶカーが審査手続きのサポートを行う
- えらぶカーの制作費は100,000円。月額費用はなく、決済手数料3.6%はStripeに直接
出典
- 総務省「なるほど!政治資金 政治資金の規正」 https://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/naruhodo01.html
- 東京都選挙管理委員会「寄附の制限(政治資金規正法及び公職選挙法における)」 https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/senkyo/3001kifuseigen
- 国税庁「No.1154 政治献金と寄附金」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1154.htm
- Stripe「料金体系」 https://stripe.com/jp/pricing
- Stripe「禁止および制限されている業種」 https://stripe.com/jp/legal/restricted-businesses
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えらぶカーは、東京・大森で選挙カー・街宣車のレンタルと販売を行っています。あわせて、政治家の方向けのSNS運用・動画制作・Web制作もお受けしています。選挙カーのご利用に関わらず、単体でご依頼いただけます。 制作から運用のご相談まで、山西が直接担当します。外注に丸投げはしません。
| サービス | 料金 |
|---|---|
| オンライン寄附フォーム制作(Stripe審査手続きのサポートを含む) | 100,000円 |
| Web制作(LP形式) | 198,000円〜(税別) |
| SNSコンサルティング(1日訪問) | 40,000円(税別) |
| 撮影+編集5本(最小構成) | 140,000円〜(税別) |
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