告示日に立候補の届出が受理されてから、投票日の前日まで。市議選なら7日間、町村議選なら5日間しかない選挙期間は、SNSで有権者に名前と訴えを届ける最後の機会です。ところが、選挙期間に入ると候補者も選対も目の前のことで手いっぱいになり、「SNSは気づいたら3日更新していなかった」ということが珍しくありません。この記事では、告示日から投票日まで、毎日何を投稿するかを日別のカレンダーにまとめ、事前の準備と、選挙期間中のネット選挙運動の注意点を整理します。
※えらぶカーは所属や党派に関わらず、同じ条件でお受けしています。この記事も特定の政党・陣営を念頭に置いたものではありません。
結論:投稿の「型」を日ごとに決めておけば、迷わない
- 選挙期間中は、その日に何を投稿するかを考えている余裕がないと思っておきます
- 告示の前に、日ごとの投稿の型と、使う動画・写真を用意しておきます
- 毎日の基本は、「今日どこにいるか」の予定と、その日の活動の報告です
- 投票日当日は、新しい投稿や更新をしません
選挙期間の長さを確認する
| 選挙 | 選挙期間 | 2027年統一地方選の目安 |
|---|---|---|
| 道府県議選・政令市議選 | 9日間 | 4月2日ごろ告示、4月11日投票 |
| 一般市議選・特別区議選 | 7日間 | 4月18日ごろ告示、4月25日投票 |
| 町村議選 | 5日間 | 4月20日ごろ告示、4月25日投票 |
日程は特例法案にもとづく見込みです。この記事では、市議選の7日間を例にします。5日間や9日間の選挙では、同じ型を縮めたり、政策の回を増やしたりして調整してください。
7日間の投稿カレンダー(市議選の例)
| 日 | 投稿の型 | 中身の例 |
|---|---|---|
| 1日目(告示日) | 出発の報告 | 届出が受理されたこと、第一声の様子、この選挙で訴えたいこと |
| 2日目 | 政策その1 | いちばん訴えたい政策を1分の動画で |
| 3日目 | 地域を回る | 街頭演説や地域を回っている様子。明日の予定 |
| 4日目 | 政策その2・応援の声 | 2つ目の政策。応援してくれる人の声(本人の了解を得て) |
| 5日目 | 期日前投票の案内 | 期日前投票の期間・場所の案内と、政策その3 |
| 6日目 | 振り返り | 選挙期間を通じて聞いた声、なぜ立候補したのか |
| 7日目(最終日) | 最後の訴え | 最後の街頭演説の場所と時間、締めくくりのメッセージ |
| 投票日 | 更新しない | 新しい投稿・更新・再投稿はしない |
これに加えて、毎日の朝か前日の夜に「今日(明日)の街頭演説の予定」を投稿します。どこに行けば会えるかが分かると、街頭演説に足を運んでくれる人が増えます。夜には、その日の活動を写真や短い動画で報告します。
告示前に準備しておくこと
| 準備すること | 中身 |
|---|---|
| 動画を撮りためる | 政策ごとの1分動画、自己紹介、なぜ立候補したのか。選挙期間中は撮影の時間がほとんど取れない |
| 投稿の担当を決める | 誰が投稿を作り、誰が確認し、誰が投稿するか。本人が確認できないときの判断者 |
| 予定の共有方法 | 街頭演説の場所と時間を、投稿担当にいつ・どう伝えるか |
| 連絡先の表示 | 選挙運動に使うSNSやウェブサイトに、メールアドレスや返信フォームなど連絡できる情報を表示 |
| 予約投稿の確認 | 投票日当日に予約投稿が残っていないか。止め方を担当者全員が知っているか |
業者に撮影や編集を頼む場合も、選挙期間中は、発信の内容と投稿の判断は本人や選対が行い、業者には具体的な指示にもとづく技術的な作業を頼む形にしてください(選挙期間中もSNS支援はできる)。
選挙期間中のネット選挙運動のルール
- 誰ができるか:ウェブサイトやSNSを使った選挙運動は、候補者だけでなく、18歳以上の一般の有権者もできます。18歳未満の人は選挙運動そのものができないので、投稿の手伝いや拡散を頼まないでください
- 時間:選挙カーや街頭演説には時間の制限(午前8時〜午後8時)がありますが、ネットの投稿そのものには時間の制限はありません。ただし、深夜の投稿が多いと、見る人の印象はよくありません
- 有料広告:候補者も一般の有権者も、選挙運動のための有料のインターネット広告は出せません(政党などには一定の例外があります)。候補者名が書かれていなくても、内容や目的によっては選挙運動にあたります。候補者のSNS投稿を広告費で拡散するのは避けてください
- 電子メール:2027年3月1日施行の改正で、これまで候補者・政党などに限られていた電子メールによる選挙運動が、18歳以上の一般の有権者にも認められます。ただし、選挙運動ができる期間や連絡先の表示などのルールは引き続き適用され、迷惑メールの規制や個人情報の扱いにも注意が必要です。詳しくは2027年3月から選挙のネット運用が変わるをご覧ください
- AIで作った画像・映像:2027年3月1日から、選挙運動用のSNS投稿などにAIで作成・改変した画像や映像を載せる場合は、原則としてAIを利用した旨の表示が必要です。軽微な加工や、実写と誤認されるおそれのないイラスト・アニメーションなどは対象外で、AIで作った文章一般に表示義務があるわけではありません
- 投票日当日:投票を呼びかける新しい投稿や、選挙運動にあたる更新・再投稿はできません。前日までに投稿した内容をそのまま残しておくことはできます
選挙期間中に気をつけたいこと
- 他の候補者への言及は慎重に:他の候補者の政策や活動を批判すること自体が、直ちに禁止されるわけではありません。ただし、当選させない目的で候補者について虚偽の事項を公表すると、公職選挙法の虚偽事項公表罪にあたるおそれがあり、名誉毀損や侮辱、プライバシーの侵害にも注意が必要です。批判は反感も買いやすいので、基本は自分の訴えに集中し、触れる場合は一次資料を確認して事実と意見を分けてください
- 写っている人の了解:街頭演説や集会の写真に写る人の顔には配慮します。子どもが写る場合は特に慎重に
- コメント欄が荒れたら:選挙期間中は批判的なコメントも増えます。すべてに反論せず、対応の方針を事前に決めておきます
- なりすまし:自分になりすましたアカウントが出てきたら、各SNSに報告します(なりすまし投稿をされた候補者はどうする?)
よくある質問
Q. 毎日投稿しないといけませんか?
必須ではありませんが、選挙期間は短いので、できるだけ毎日の発信をおすすめします。全部を新しく作る必要はなく、事前に撮っておいた政策動画と、その日の予定・報告を組み合わせれば、毎日の投稿は続けられます。
Q. 支援者に、自分の投稿を拡散してもらってもいいですか?
18歳以上の有権者であれば、選挙期間中に自発的にSNSで候補者の投稿をシェアしたり、応援の投稿をしたりすることができます。ただし、投票を呼びかける投稿や拡散の対価として報酬を払うと、買収罪などにあたるおそれがあります。動画編集などの技術的な作業への適正な対価とは区別して考えてください。
Q. 選挙期間中に投稿したものは、選挙が終わったら消す必要がありますか?
消す必要はありません。選挙のあとは、SNSやウェブサイトで当選・落選の報告や支援への感謝を伝えることができます。ただし、お礼を目的とした戸別訪問や、一定の文書図画の配布・掲示などは公職選挙法で制限されているので、SNSでの投稿と紙のあいさつ状などは分けて考えてください。お祝いの品を贈るなどの行為は、寄附の禁止にもあたります。お礼の方法の注意点は選挙が終わったらやることをご覧ください。
まとめ
- 選挙期間は市議選で7日間、町村議選で5日間、道府県議選・政令市議選で9日間
- 日ごとの投稿の型と、使う動画を告示前に用意しておく
- 毎日の基本は、街頭演説の予定と、その日の活動の報告
- 18歳未満の人に手伝いを頼まない、有料広告は出さない、投票日当日は更新しない
- 他の候補者の批判は避け、自分の訴えに集中する
選挙期間中の動画、告示前に撮っておきませんか
えらぶカーでは、統一地方選に向けて、政策動画や自己紹介動画の撮影・編集をお受けしています。告示の前に撮りためておけば、選挙期間中は投稿するだけで済みます。選挙期間中は、候補者・選対の具体的な指示にもとづく撮影・編集の作業に限ってお受けし、企画や代理投稿はお受けしていません。制作から運用のご相談まで、山西が直接担当します。外注に丸投げはしません。
| サービス | 料金(税別) |
|---|---|
| 撮影(カメラマン同行) | 40,000円 / 日 |
| 動画の編集 | 20,000円 / 本 |
| 撮影+編集5本(最小構成) | 140,000円〜 |
| 2027年統一地方選挙の選挙カー(軽バン1台・1選挙) | 370,000円〜 |
交通費は実費精算です。選挙カーのご予約は統一地方選 予約受付ページ、SNS支援の詳細は政治家・候補者のSNS運用支援をご覧ください。
\ お気軽にどうぞ /
お電話:080-5457-1641(平日10:00〜18:00/担当:山西)
料金の詳細を見る





