「SNSは続けたいけれど、毎回何を投稿すればいいか分からない」。地方議員や立候補予定者の方から、いちばん多く聞く悩みのひとつです。実は、ネタがないのではなく、日々の活動の中にあるネタに気づいていないことがほとんどです。この記事では、地方議員・立候補予定者がそのまま使えるSNSの投稿ネタを50個、6つのジャンルに分けて紹介します。あわせて、ネタを切らさない仕組みと、投稿するときの注意点もまとめます。
※えらぶカーは所属や党派に関わらず、同じ条件でお受けしています。この記事も特定の政党・陣営を念頭に置いたものではありません。
結論:ネタは6つのジャンルから順番に回す
| ジャンル | 何を伝えるか | 向いている形 |
|---|---|---|
| 1. 議会・行政 | 議員として何をしているか | 縦動画・図解 |
| 2. 地域の現場 | 地域の課題を見ていること | 現場からの縦動画・写真 |
| 3. 人柄・素顔 | どんな人か | 写真・短い動画 |
| 4. 政策・考え | 何をしたい人か | 縦動画・横長の解説動画 |
| 5. 季節・行事 | 地域に根ざしていること | 写真・短い動画 |
| 6. 暮らしの役立ち情報 | 見る人の役に立つこと | 図解・短い動画 |
同じジャンルばかり続くと、見る人は飽きてしまいます。6つのジャンルを順番に回すだけで、投稿にほどよい変化が出ます。現職の議員は議会活動の報告を、新人の立候補予定者は地域の課題の調査や政策づくりの過程を中心にすると組み立てやすくなります。議会のネタが使えない新人でも、地域の現場・人柄・政策・役立ち情報から十分にネタは見つかります。
1. 議会・行政のネタ(10個)
- 一般質問で取り上げるテーマと、そのきっかけになった声
- 一般質問の結果(答弁で何が決まったか)を1分で報告
- 委員会でどんな議論があったか
- 新年度の予算で、地域の暮らしに関わるところ
- 議会の1日(登庁から委員会までの流れ)
- 議会の傍聴の仕方の案内
- 以前質問したことの「その後」(実現したこと、進んでいること)
- 行政視察で見てきた、他の自治体の取り組み
- 議会報告会・意見交換会のお知らせと様子
- よく聞かれる「議員って普段何をしているの?」への答え
議会の映像を使うときは、議会ごとのルールを確認してください(議会の質問を動画で残したい)。また、実現したことを報告するときは、議員個人の成果と、行政や議会全体の取り組みを分けて伝えます。「私の質問で実現しました」と言えるのは、それを裏付けられる場合だけにしてください。
2. 地域の現場のネタ(10個)
- 相談を受けた場所に実際に行ってみた(危ない交差点、暗い道など)
- 通学路を子どもの目線で歩いてみた
- 商店街のお店の方に話を聞いた
- 公園や公共施設の使われ方を見てきた
- 地域の清掃活動や防災訓練に参加した
- 駅立ち・辻立ちを続けている様子
- 災害のときに避難所になる場所を確認した
- 地域の課題を地図で示す(ここが危ない、ここが足りない)
- 町会・自治会の方と話して分かったこと
- 「改善されました」の前後比較(写真で)
現場からの投稿は、地方議員のSNSでいちばん反応が得やすいジャンルです。顔が分かる人を載せるときは、SNSに載せる目的を説明して本人の了承を得てください。相談を受けた件を扱うときは、相談者の名前、住所、学校名、家庭の事情などが特定されないよう特に注意します。
3. 人柄・素顔のネタ(8個)
- 政治を志したきっかけ
- これまでの仕事や経歴で学んだこと
- 休日の過ごし方
- 家族との時間(家族の了承を得たうえで)
- 好きな地元の店やおすすめの場所
- 子どものころの地元の思い出
- 座右の銘や大事にしている言葉
- 失敗談や、最近学んだこと
まだ名前を知られていない新人の方は、このジャンルから始めるのがおすすめです(知られていない新人は「人柄」の投稿から始める)。
4. 政策・考えのネタ(8個)
- 政策の柱を1つずつ、1分で説明
- その政策を考えたきっかけ(実際の声や体験)
- 他の自治体でうまくいっている取り組みの紹介
- 地域の課題を数字で見る(人口、待機児童、空き家など)
- よく聞かれる質問への答え(「財源は?」など)
- ニュースになった地域の話題についての考え
- 政策について意見を募集する投稿
- 寄せられた意見への返事
5. 季節・行事のネタ(7個)
- 地域のお祭りや盆踊り(写っている人の許可を取って)
- 入学式・卒業式のシーズンに、子育て・教育の話題
- 夏の熱中症対策、冬の防寒・防災の呼びかけ
- 年度替わりに変わる制度のお知らせ
- 地元の季節の風景(桜、紅葉、商店街の飾りつけ)
- 地域の伝統行事の紹介
- 年末の1年の振り返り
6. 暮らしの役立ち情報のネタ(7個)
- 自治体の給付金や支援制度の案内(申請の締め切りなど)
- 粗大ごみの出し方など、問い合わせの多い手続き
- 災害への備え(ハザードマップの見方、避難所の場所)
- 子育て支援の窓口や相談先
- 高齢の方向けの見守りや相談の制度
- 選挙の投票の仕方、期日前投票の案内(選挙管理委員会の公式情報をもとに中立的に紹介し、特定の候補者への投票の呼びかけとは区別する)
- 詐欺の手口への注意の呼びかけ
役立ち情報は、自治体の公式な情報をもとに、正確に伝えることが大切です。制度の内容は変わることがあるので、公式ページへのリンクを添えてください。
ネタを切らさない3つの仕組み
- ネタ帳をつける:相談を受けたこと、気づいたこと、聞かれたことを、スマホのメモに書きためておきます。1日1つ書くだけで、1か月で30個たまります
- 撮影日をまとめる:1本ずつ撮るのではなく、月に1回などまとまった時間を取り、何本分かをまとめて撮っておきます
- 1つの活動から複数の投稿を作る:一般質問なら「質問するテーマの予告」「質問当日の様子」「答弁の結果」「その後の報告」と、4回に分けて投稿できます
投稿するときの注意点
- 写っている人の了承:顔が分かる人を撮影・掲載するときは、SNSに載せる目的を説明し、原則として本人の了承を得ます。子どもは保護者への確認も必要です。学校の周りや通学路での撮影は特に慎重に
- 寄附の禁止:現職・候補者・立候補予定者が、選挙区内の人や団体にお金や品物を贈ることは、一部の例外を除き公職選挙法で禁止されています。お祭りへの寸志や、地域行事への飲食物の差し入れなども対象です。投稿そのものより、写っている寄附の行為自体が問題になるので、行為そのものをしないよう注意してください
- 事前運動:平時の投稿で、特定の選挙での投票を求める言い方はしません。選挙運動にあたる投稿は、告示前や投票日当日にはできません
- 映してはいけないもの:信号無視や歩きスマホに見える場面、個人情報が写った書類なども注意が必要です(政治家がSNSに映してはいけない15のこと)
よくある質問
Q. どのくらいの頻度で投稿すればいいですか?
毎日でなくても構いません。週に2〜3回を目安に、続けられるペースを決めてください。続けることのほうが、回数より大切です。
Q. 同じネタを何度も使ってもいいですか?
構いません。政策の柱などは、形を変えて何度も伝えたほうが記憶に残ります。動画、写真、図解と見せ方を変えたり、時期を空けたりすれば、同じテーマでも新鮮に見えます。
Q. ネタはあるのに、撮影や編集の時間がありません。
撮影日をまとめるだけでも、負担はかなり減ります。撮影と編集を外に頼み、投稿は自分でする方法もあります。
まとめ
- ネタは、議会・地域の現場・人柄・政策・季節・役立ち情報の6ジャンルから回す
- いちばん反応が得やすいのは、地域の現場からの投稿
- 新人はまず人柄、現職は議会の「その後」の報告が強い
- ネタ帳、撮影日のまとめ取り、1つの活動から複数の投稿で、ネタは切れない
- 写っている人の了承、相談者の情報、寄附の禁止、事前運動に注意する
ネタはあるのに、撮る時間がない方へ
えらぶカーでは、政治家の方向けに、投稿ネタの整理から撮影・編集までお受けしています。月に1回の撮影日で何本分かをまとめて撮っておけば、毎回ネタと撮影に追われずに済みます。SNSコンサルティング(1日訪問)では、ネタ帳づくりや投稿の柱づくりも一緒に行います。制作から運用のご相談まで、山西が直接担当します。外注に丸投げはしません。
| サービス | 料金(税別) |
|---|---|
| 撮影(カメラマン同行) | 40,000円 / 日 |
| 動画の編集 | 20,000円 / 本 |
| 撮影+編集5本(最小構成) | 140,000円〜 |
| SNSコンサルティング(1日訪問) | 40,000円 |
交通費は実費精算です。2027年4月の統一地方選挙に向けたご相談も受け付けています。 サービスの詳細は政治家・候補者のSNS運用支援をご覧ください。
\ お気軽にどうぞ /
お電話:080-5457-1641(平日10:00〜18:00/担当:山西)
料金の詳細を見る





