X、Instagram、Facebook、TikTok、LINE。政治家のSNSというとこのあたりが話題になりがちですが、YouTubeも地方議員にとって使い道の多い媒体です。長い動画で政策をじっくり伝えられ、ホームページに埋め込めば「この人の考え」をまとめて見てもらえる場所になります。この記事では、地方議員や立候補予定者がYouTubeに何を載せるべきか、チャンネルの作り方、他のSNSとの使い分け、公選法で気をつけることをまとめます。
※えらぶカーは所属や党派に関わらず、同じ条件でお受けしています。この記事も特定の政党・陣営を念頭に置いたものではありません。
結論:YouTubeは「じっくり見たい人」のための保管庫
- XやInstagramは知ってもらう場所、YouTubeは知った人がじっくり確かめる場所です
- 載せるのは、政策の解説、議会報告、地域の紹介、自己紹介の4種類が基本です
- 短い縦動画はYouTubeショートにも同じものを載せ、長い動画への入り口にします
- 再生回数よりも、ホームページやSNSから見に来た人が「この人の考えが分かった」と思えるかが大事です
他のSNSとの使い分け
| 媒体 | 役割 | 動画の長さの目安 |
|---|---|---|
| TikTok・Instagramリール・YouTubeショート | まだ知らない人に名前と顔を知ってもらう | 30〜60秒程度がおすすめ(YouTubeショートは最大3分まで対応) |
| X・Facebook | 日々の活動や考えを伝える。地域の人とのやりとり | 短い動画・写真・文章 |
| LINE | 支援者に直接届ける | お知らせ・短い動画 |
| YouTube(通常の動画) | 政策や活動をじっくり見てもらう。過去の動画の保管庫 | 3分〜10分程度 |
YouTubeの通常の動画は、たまたま流れてきて見るより、名前で検索した人や、ホームページから来た人が見ることが多い媒体です。だからこそ、その人が知りたいこと(どんな人か、何をしたいのか、何をしてきたのか)に答える動画を、探しやすく並べておくことが大切です。
載せるべき4種類の動画
| 種類 | 中身 | 長さの目安 |
|---|---|---|
| 自己紹介 | 経歴、政治を志したきっかけ、大事にしていること | 2〜3分 |
| 政策の解説 | 政策の柱ごとに1本。現場で撮ると伝わりやすい | 3〜5分 |
| 議会報告 | 定例会ごとに、質問した内容と結果をまとめる | 3〜10分 |
| 地域の紹介 | 地域の行事、お店、課題の現場を歩いて紹介する | 3〜5分 |
最初に作るなら、自己紹介1本と政策の解説を3本がおすすめです。この4本があれば、名前で検索した人に「どんな人で、何をしたいのか」が伝わります。現職の方は、これに議会報告を定例会ごとに足していきます。議会報告の作り方は議会の質問を動画で残したいも参考にしてください。
チャンネルの作り方
- チャンネル名:本人の名前を入れます。肩書きや地域名を添えると、検索で見つけてもらいやすくなります(例:「〇〇〇〇|〇〇市議会議員」)
- アイコンとバナー:他のSNSと同じ写真を使い、ひと目で同じ人だと分かるようにします
- 概要欄:自己紹介、ホームページ、他のSNSのリンク、連絡先を書いておきます
- 再生リスト:「自己紹介・政策」「議会報告」「地域の紹介」のように分けておくと、見に来た人が迷いません
- アカウントの管理:チャンネルは本人(または後援会)が管理するGoogleアカウントで開設し、二段階認証と復旧用のメールも自分たちで管理します。制作会社に頼む場合も、Googleアカウントのパスワードは共有せず、YouTube Studioの権限機能で必要な役割だけを付与し、契約が終わったら権限を外します。動画の元データの引き継ぎも決めておきましょう
動画づくりのコツ
- 最初の30秒で何の動画か伝える:YouTubeでも、冒頭で離れてしまう人は多いです。最初に「この動画では〇〇について話します」と言い切ります
- サムネイルとタイトル:検索結果で選ばれるかどうかは、ほぼサムネイルとタイトルで決まります。テーマが分かる短い言葉と、本人の顔を入れます
- 字幕をつける:長い動画でも、字幕があると最後まで見てもらいやすくなります
- ショートから長い動画へ:長い動画の要点を1分の縦動画にしてショートに載せ、「詳しくは本編で」とつなげます
- ホームページに埋め込む:政策のページにその政策の動画を埋め込むと、文章だけより伝わります
- 撮影の許可と権利:議会の映像を使う場合は議会ごとの利用条件を、施設の中で撮る場合は施設の許可を確認します。写っている人の了解、BGMや写真の権利にも気をつけてください
公選法で気をつけること
- 平時の動画は政治活動:政策や活動の報告は自由にできますが、告示前に特定の選挙での投票を求めるような言い方をすると、事前運動と判断されるおそれがあります
- 選挙期間中もYouTubeは使える:動画共有サイトは「ウェブサイト等」にあたり、選挙期間中の選挙運動にも使えます。選挙運動に使う場合は、連絡先(メールアドレスなど)を表示する義務があります
- 有料広告:候補者個人が選挙運動のためにYouTubeの有料広告を出すことはできません。政党などには、一定の条件で選挙運動用ウェブサイトなどへ誘導する有料広告が認められています。平時の政治活動の広告も、事前運動にあたらないか、YouTube・Googleの広告ポリシーに合っているかを確認してください(法律上できることと、広告が承認されることは別です)
- 投票日当日:新しい動画の公開や更新はしません。選挙期間中に公開した動画をそのまま残しておくことはできます
- AIで作った映像:2027年3月1日施行の改正で、選挙運動に使う動画などに、AIで作成・改変した実写と誤認されるおそれのある画像・映像を載せる場合は、原則としてその旨の表示が必要になります。選挙期間中の落選運動にも適用されますが、軽微な加工や明らかなイラストなどは対象外です(2027年3月から選挙のネット運用が変わる)
よくある質問
Q. 再生回数が伸びません。続ける意味はありますか?
地方議員のYouTubeは、再生回数より「名前で検索した人に見てもらえるか」が大切です。ホームページや他のSNSからリンクを張り、選挙の前に名前を調べた人が見られる状態にしておけば、再生回数が少なくても役に立ちます。
Q. どのくらいの頻度で投稿すればいいですか?
通常の動画は、定例会ごと(年4回程度)の議会報告に、季節ごとの地域紹介を足すくらいでも十分です。ショートは、他のSNSに載せた縦動画を同じように載せれば、手間をかけずに続けられます。
Q. ライブ配信はしたほうがいいですか?
議会報告会や地域の集まりを配信する方法もありますが、写っている人の許可や、コメントへの対応が必要になります。まずは録画した動画を整えてから考えるのがおすすめです。
まとめ
- YouTubeは、知った人がじっくり確かめる保管庫
- まずは自己紹介1本と政策の解説3本。現職は議会報告を足していく
- チャンネル名に名前と肩書き、再生リストで探しやすく
- ショートを入り口にして、長い動画とホームページにつなげる
- 選挙期間中も使えるが、有料広告、投票日当日の更新、AI映像の表示には決まりがある
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えらぶカーでは、政治家の方向けの自己紹介・政策解説・議会報告の動画の撮影と編集をお受けしています。1日の撮影で、長い動画とショートを合わせて作ることもできます。PR動画(横長・3分以内)はお見積りでお受けします。制作から運用のご相談まで、山西が直接担当します。外注に丸投げはしません。
| サービス | 料金(税別) |
|---|---|
| 撮影(カメラマン同行) | 40,000円 / 日 |
| 動画の編集 | 20,000円 / 本 |
| 撮影+編集5本(最小構成) | 140,000円〜 |
| PR動画(横長・3分以内) | お見積り |
| Web制作(LP形式) | 198,000円〜 |
交通費は実費精算です。サービスの詳細は政治家・候補者のSNS運用支援をご覧ください。
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