現場が増えたので車を1台増やしたい。でもその現場が終わったら、車は余ってしまう。 建設・内装・設備の仕事で車両の調達がやっかいなのは、まさにここです。仕事の量が読めないのに、車は買った瞬間から固定費になります。
この記事では、買う以外の選択肢を、費用と身軽さの両面から整理していきます。
4つの調達方法
| 方法 | 初期費用 | 月々 | 途中でやめられるか |
|---|---|---|---|
| 購入(中古) | 45万〜85万円 | 2万〜3万円(維持費) | 売却が必要 |
| カーリース | 0〜10万円 | 3万〜5万円 | 違約金あり |
| 中長期レンタル | 0円 | 5万〜7万円 | 比較的柔軟 |
| 短期レンタル(日額) | 0円 | 使った分だけ | いつでも |
仕事の量が読めるなら購入かリース。読めないならレンタル。 これが基本です。
なぜ職人の車両調達は難しいか
一般的な社用車と違って、次の事情があります。
1. 現場の期間がまちまち
内装なら2週間、設備の改修なら3か月、新築なら半年。期間に合わせて車を持てるのが理想ですが、購入だとそれができません。
2. 繁忙期と閑散期の差が大きい
年度末(2〜3月)に工事が集中し、夏場に落ちる業種は多い。繁忙期に合わせて台数を持つと、閑散期は駐車場代だけ払うことになります。
3. 応援や助っ人が入る
人が増えれば車も要ります。ただしその人が来るのは今回だけかもしれません。
4. 車が汚れる・傷つく
工具、資材、塗料、粉塵。現場で使う車は、乗用車と同じ扱いはできません。 リースの原状回復条件が厳しいと、返却時に揉めます。
費用の比較(1台・1年使う場合)
購入(中古軽バン)
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 車両(走行6〜8万km) | 450,000円 |
| 登録・名義変更 | 40,000円 |
| 任意保険(事業用・年) | 180,000円 |
| 自動車税・重量税 | 15,000円 |
| 車検積立(2年で8万円 → 年) | 40,000円 |
| メンテナンス | 30,000円 |
| 駐車場(月20,000円 × 12) | 240,000円 |
| 1年目の総額 | 995,000円 |
2年目以降は月々の維持費だけ(年間50万円前後)になるため、3年以上使うなら購入が最も安くなります。ただしそのぶん、初年度に100万円近い資金が出ていくことになります。
中長期レンタル(保険・車検・メンテ込み)
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 月額 57,000円 × 12 | 684,000円 |
| 初期費用 | 0円 |
| 任意保険 | 込み |
| 車検・メンテナンス | 込み |
| 自動車税・重量税 | 込み |
| 駐車場(月20,000円 × 12) | 240,000円 |
| 1年目の総額 | 924,000円 |
1年で使うなら、レンタルのほうが安く済みます。 しかも初期費用がゼロで始められます。分かれ目は「3年使うかどうか」と考えてください。
レンタルが向いているケース
ケース1:現場が決まっている期間だけ
3か月の現場に合わせて3か月借りる。終わったら返す。駐車場代も含めて、余計な期間の費用がかかりません。
ケース2:繁忙期の増車
年度末だけ2台に増やす。4月に戻す。購入だと、8か月間まるまる遊ばせることになります。
ケース3:独立したばかりで、仕事量が読めない
開業資金を車に使わずに済みます。 100万円を工具と運転資金に回せるのは大きい。事業が安定してから購入を検討すれば十分です。
ケース4:資金を寝かせたくない
現金が手元にあっても、車という換金しにくい資産に変えるより、運転資金として持っておきたいという判断はあり得ます。
レンタルが向いていないケース
正直に書きます。
3年以上、確実に使い続ける
購入のほうが安くなります。 長く使うほど差は開きます。
その1台が止まると仕事が止まる
弊社を含め、代車を用意していないレンタル業者は多いです。1台しかなく、それが止まると現場に行けないなら、代車付きの業者を選ぶか、購入して予備を持つほうが安全です。
車を改造したい
棚を組む、ラックを溶接する、社名を入れる。レンタル車両にはできません。 恒久的に手を入れたいなら購入です。
現場で使うときの注意
積載量は350kg
軽バンの最大積載量は350kg。工具箱に資材、脚立と積んでいくと、意外と早く超えてしまいます。 石膏ボードや長尺物を運ぶなら重量と長さの両方を確認してください。荷室長は約191.5cmです。
汚れと傷の扱い
契約前に「返却時の原状回復の範囲」を確認してください。
- 荷室の傷はどこまで許容されるか
- 塗料や接着剤の付着はどうなるか
- 清掃はどこまで必要か
現場で使えば汚れます。 それを前提にした契約かどうかで、返却時のトラブルが変わります。
車内の整理
工具が転がった状態で急ブレーキを踏むと、運転席まで飛んできます。 固定用のベルトかコンテナを使ってください。
よくある質問
Q. 法人契約はできますか?
できます。法人のほうが与信の面で通りやすいことがあります。必要書類は業者にご確認ください。
Q. レンタル代は経費になりますか?
なります。賃借料として全額を経費計上できます。 購入した場合の減価償却と違い、支払った月にそのまま計上できるため処理が簡単です。詳しくは軽バンレンタル代は経費になる?をご覧ください。
Q. 複数台まとめて借りられますか?
台数に限りがありますが、ご相談ください。繁忙期は早めのご連絡をおすすめします。
Q. 途中で期間を延長できますか?
在庫状況によります。延長の可能性があるなら、契約時にお伝えください。
Q. 黒ナンバーは必要ですか?
自社の資材・工具を運ぶだけなら白ナンバーで構いません。 他人の荷物を有償で運ぶ場合にのみ黒ナンバーが必要です。
Q. 現場が遠方でも借りられますか?
大森でのお引き渡しが基本ですが、遠方への納車もご相談を承ります。
現場の条件を教えてください
「何台を、どれくらいの期間」が決まっていなくても構いません。
次の3つをお知らせいただければ、必要な期間と台数をご提案します。
- 1. どんな現場か(内装/設備/塗装 など)
- 2. いつからいつまでの予定か(未定でも可)
- 3. 運ぶもの(工具中心か、資材もあるか)
「それなら買ったほうが安いです」とお伝えすることもあります。 3年以上お使いになる見込みなら、購入のほうが有利だからです。
えらぶカーの料金
| プラン | 料金(税別) |
|---|---|
| スポット(日額) | 8,000円 / 日〜 |
| 長期プラン(3か月〜) | 65,000円 / 月〜 |
| 12か月プラン | 57,000円 / 月(年額96,000円お得) |
任意保険(対人無制限・対物5,000万円)・車検・法定点検・定期メンテナンス・税金込み。初期費用0円。
契約前にお伝えしておくこと
代車のご用意がありません。 修理に入った場合、代わりの車をお出しできません。そのぶん車検・法定点検・定期メンテナンスを月額に含め、故障そのものを防ぐ運用にしています。1台しかなく、止まると現場に行けない方には向きません。
選挙返還条件があります。 弊社は選挙カーのレンタルも行っているため、選挙が入る場合は1か月前にご連絡のうえ、2〜3週間の返還をお願いすることがあります。
この2つの条件があるぶん、月額を抑えています。
お電話でもフォームでも承ります。ご連絡先はこのページのいちばん下にありますので、そちらからどうぞ。
料金とプランの全体は軽バンのレンタルにまとめています。 ご不明な点はお気軽にどうぞ。